(1)トリートメントの選択について他者との戦略的相互依存関係がある場合において,限界トリートメント効果を識別・推定する新たな手法を開発した.得られた研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ,国際学会International Symposium on Econometric Theory and ApplicationsやInternational Association for Applied Econometricsで研究報告を行った.その後,国際学術誌に投稿した. (2)トリートメントの割り当て時に観測できないグループ間の多様性が存在する場合において,限界トリートメント効果を識別・推定する新たな手法を開発した.得られた研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ,早稲田大学やソウル国立大学の研究セミナーにおいて研究報告を行った.その後,国際学術誌に投稿した. (3)他者との社会的相互作用を明示的考慮した回帰モデルにおいて,内生的効果をノンパラメトリックに推定,及び関数形の検定を実施する方法を開発した.得られた研究成果をワーキングペーパーとしてまとめ,国際学会World Conference of the Spatial Econometrics Associationで研究報告を行った.その後,国際学術誌Journal of Econometricsに投稿し,現在一次査読を通過し二次査読中である.
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