研究課題/領域番号 |
15K17071
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
朝井 友紀子 東京大学, 社会科学研究所, 研究員 (10588172)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 保育政策 / 女性就業 / 子どもの発達 |
研究実績の概要 |
今年度は、研究実施計画に基づき、「育児休業政策と女性の就業との関係」、そして「保育政策と女性就業との関係」について検証した論文を日本語の査読雑誌に以下の通り公表した。(1)「育児休業給付金と女性の就業」、2016年、内閣府経済社会総合研究所 「経済分析」 第161号、共著論文。(2) 「保育所整備は母親の就業率をなぜ押し上げなかったのか」、2016年、内閣府経済社会総合研究所 「経済分析」 第161号、共著論文。また、研究実施計画に記載の通り、「保育所整備と母親の就業が子どもの発達に及ぼす影響」を検証した。研究成果は国内外のセミナーや学会にて報告をし、研究者からフィードバックを得た上で学術論文としてまとめた。論文は、東京大学社会科学研究所のディスカッションペーパーとして公表した上で、査読雑誌に投稿した。研究実施計画に基づき、来年度も引き続き保育政策の効果を検証する予定である。年度の後半には、労働時間制度の改正が企業における労働時間に及ぼした影響についても検証を進めた。研究の成果は、European Economic AssociationやAmerican Economic Association Annual Meeting 等で研究報告をし、国内外の研究者からフィードバックを得た。来年度も引き続き労働時間制度の研究を進め、東京大学社会科学研究所等のディスカッションペーパーとして公表した上で、海外の査読雑誌に投稿予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
研究計画に基づき、研究を予定通り進めている。研究概要に記載の通り、研究成果は査読論文などとして公表した。
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今後の研究の推進方策 |
当初の研究計画通りに研究を進める予定である。研究成果を積極的に学会で報告するとともに、査読論文雑誌への投稿を行い、研究の質の向上に努める予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
年度内に研究成果を論文としてまとめ、ディスカッションペーパーとして公表し、国際査読雑誌への投稿をする予定であったが、データ分析の確認作業に時間がかかり公表に遅れが生じた。よって、一部セミナー報告も次年度に延期した。
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次年度使用額の使用計画 |
国際学会誌への投稿料やセミナー出張費として使用予定である。
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