後発医薬品と先発医薬品の多様な特徴・条件に対する医師の選好を定量的に把握し、後発医薬品の有効な使用促進策を検討した。内科系の診療所医師にアンケートを実施し、特徴・条件の異なる先発薬と後発薬から処方薬を選択する質問を行った。その結果、回答者は後発薬の特徴の中でも先発薬と異なる副作用症例がないことや患者自己負担額が下がることを特に重視し、先発薬の特徴では売上を新薬の研究開発に使う割合が高いメーカーであることやかかりつけ薬剤師が調剤担当であることを特に重視していた。医師が重視するこれらの医薬品の特徴を改善することにより、後発薬の使用を促すことが重要である。
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