研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,為替取引のレジームが価格形成に及ぼす影響をチックデータを用いて調べることにある.我々は為替取引に見られるレジームを恣意性なしに正確に取り出すために,多様な為替取引の状態に対して柔軟な表現が可能なマーク付クラスタ点過程モデルを一般化逆ガウス分布と一般化双曲型分布を用いて新たに構築した.その点過程モデルを外国為替取引のチックデータに適用したところ,従来の研究で言われるような取引量の多寡と価格変化の間には明確な相関関係が現れていないことが分かった.
データサイエンス