研究課題/領域番号 |
15K17095
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研究機関 | 青山学院大学 |
研究代表者 |
高 準亨 青山学院大学, 経済学部, 准教授 (40632279)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | Open Macroeconomics / Six Puzzles / Wavelet Analysis / Trade Cost |
研究実績の概要 |
平成27年度は、オープンマクロ経済学や国際金融論においてのパズルを説明するためにテータを収集・加工する作業を行った。また、実証分析に利用可能な計量モデルの構築を試みた。具体的にはMultivariate Coherencyを既存の絶対値(Absolute Value)から実数領域(Real Value)に分解することができた。これを活かせて今後の論文に応用することが可能となった。また、著名な国際ジャーナルに論文を一本載せることができた。(Jun-Hyung Ko and Chang-Min Lee (2015) International economic policy uncertainty and stock prices: Wavelet approach. Economics Letters. 134 118-122.)10月には日本経済学会で研究中の論文である「Feldstein-Horioka Puzzle: Wavelet Analysis」を発表することができ、討論者はオーディエンスから沢山のコメントをもらうことができた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の平成27年度の研究実施計画の通り、オープンマクロ経済学や国際金融論においてのパズルを説明するためにデータを収集・加工し、実証分析に利用可能な計量モデルを提供できるようにすることができた。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き国際金融論のパズルに関連するデータ構築作業を進める。また実証面において、集めたデータの下でウェーブレットの推定などを行い、グローバル経済における各国の連動性を明らかにし、ファクトの整理を行う。 また、実証分析で得られた結果を経済学的に解釈ができるよう、既存の理論モデルで予想される理論面と実証面の整合性を定量的かつ定性的に確かめる。 研究成果は積極的に公表していく。また日本経済学会などの国内学会だけでなく、American Economic Association、European Economic Association、Econometric Societyのような著名な国際コンファレンスなどに参加し、最先端の知識を身に着けたり、研究成果の発表を行う。海外ジャーナルに投稿することにより、世界的にも意義のある情報発信をする。
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