• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2017 年度 実績報告書

The six major puzzles in Internationaleconomics: Wavelet analysis

研究課題

研究課題/領域番号 15K17095
研究機関青山学院大学

研究代表者

高 準亨  青山学院大学, 経済学部, 教授 (40632279)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2018-03-31
キーワードFeldstein-Horioka Puzzle / Wavelet / 貯蓄・投資の相関関係 / 国際資本移動 / トレードコスト
研究実績の概要

2017年度はひきつづきオープンマクロ経済学や国際金融論におけるパズルの解明をするため、主に計量分析の観点から行った。特に、パズルの一つであるFeldstein-Horioka Puzzleを理解するための分析を主に行った。Feldstein-Horioka Puzzleとは、金融自由化が進むにつれて貯蓄と国内投資の相関が下がらないといけないのに、実際には下がらなかったことでパズルとして知られるようになった。
本研究では、Feldstein-Horioka Puzzleの解明のために様々な実証分析や研究活動を行った。推計の主な軸としてウェーブレット(Wavelet)分析を用いて、そこに伝統的な経済学のツールであるファクター(Factor)分析・主要因分析などを結合させた。それにより、国際的な共通要因が各国のFeldstein-Horioka Puzzleにどう貢献するかを見ることができるようになった。
研究論文の改善のために、日本経済学会やAmerican Economic Associationなど国際的なコンファレンスに参加し、著名な研究者達と沢山意見交換を行った。また、King's College LondonのAssistant ProfessorであるEvangelos Dioikitopoulos氏をお招きし、研究発表をしてもらい、また研究打ち合わせをした。
東北学院大学経済学部の准教授である舟島義人氏と共著論文作業を行った。特にウェーブレット分析を、経済学部分野で主に使われる計量モデルにどのように取り入れるかについて様々な情報交換を行った。最終的には、「On the Sources of the Feldstein-Horioka Puzzle across Time and Frequencies」のタイトルの研究論文を完成させた。本論文は、ウェーブレット分析と計量分析を交えて、Feldstein-Horioka Puzzleの原因を明らかにしたものである。出来上がった論文を英文校正を済ませて、著名な国際ジャーナルに投稿した。現在その論文は、Revise and Resubmitの状態である。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2017 その他

すべて 備考 (1件) 学会・シンポジウム開催 (1件)

  • [備考] On the Sources of the Feldstein-Horioka Puzzle

    • URL

      https://mpra.ub.uni-muenchen.de/75297/

  • [学会・シンポジウム開催] Economic Theory and Policy Workshop2017

URL: 

公開日: 2018-12-17  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi