研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は,近年の日本企業の人事処遇制度の実態を把握し,特に従業員の知覚する公正感に資する人事制度について検討することであった。具体的には,企業の人事管理における公正性の位置づけ,そして,従業員の公正感の規定因の解明である。研究の結果,人事制度の運用要因(正社員転換の難易度,処遇の比較対象)と,組織行動要因(時間展望志向,倫理的リーダーシップ)により,従業員の公正感が変化することが明らかになった。
経営学