本研究の目的は、日・米・欧多国籍企業の本社及びそれら先進国・新興国に立地する海外子会社を研究対象とし、多国籍かつ多文化的背景を持つ人材を活用するためのタレントマネジメントについて(1)理論研究及び(2)実証的研究(定性・定量的調査)を通じて、タレントマネジメントのモデル・理論構築を行うことにある。 平成27年度は文献調査及び概念構築を目的とした定性調査を実施した。平成28年度は文献調査及び現地調査を通じて、タレント識別及びグローバルタレントマネジメントにおける地域統括本社の役割の解明に焦点を当てた。平成29年度は、これまでの研究成果を踏まえて定量調査を実施した。現在その分析に取り組んでいる。
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