• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 研究成果報告書

地域居住の時代においてサービス付き高齢者住宅入居がもたらす社会的諸関係の変容

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 15K17179
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 社会学
研究機関新潟医療福祉大学 (2018-2019)
山形大学 (2015-2017)

研究代表者

伊藤 嘉高  新潟医療福祉大学, 医療経営管理学部, 講師 (40550653)

研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2020-03-31
キーワードサービス付き高齢者向け住宅
研究成果の概要

地域外のサ高住の住み替えであろうと、地域内のサ高住の住み替えであろうと、サ高住という住居の特性とともに、移動や通信に関わるさまざまな事物の存在の有無が、ソーシャルキャピタルとの有意な連関を示した(ただし、本調査は、単線的な因果関係を裏付けるものではなく、焦点は人間と非人間の流動的な混淆にある)。
地域居住の時代において、どの地域に住み、どのような住居に住み、どのようなサービスを受け、それまでの人間関係を維持・発展させるのかに目が向かいがちだが、社会関係資本は所与のものではなく、さまざまな事物との連関によって、集合性がフレキシブルに変わる実態が明らかとなった。

自由記述の分野

社会学

研究成果の学術的意義や社会的意義

すでに超高齢社会を向かえた地方において実施された本研究は、今後、さらに高齢化の進む各地の地域包括ケアのあり方を考える上で重要な材料となる。さらに、現下の医療・介護政策に対しても、社会保障費抑制の視点ではなく、社会関係資本の維持・展開というポジティブな視点から医療・介護資源の有効活用を「社会学的に」捉え返すことを可能にしている。

URL: 

公開日: 2021-02-19  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi