研究課題
若手研究(B)
飯場は下層労働力の求人と労務管理のシステムとして利用されてきた。求人技術の進歩にともなって、労働市場における飯場の役割が変化してきている。求人情報や官庁統計などを用いた分析を通して、大阪都市圏の飯場の概数や広がりが把握できた。また、従来のプレハブ建ての仮設飯場に代わり、マンションやアパートのような常設型の飯場が増えていること、飯場の組織的なネットワークが形成されていることがわかった。
労働社会学