軽度知的障害や発達障害のある、ひきこもりの方々の中には、他の生活課題を複合的に抱えている場合もある。また、これまでの生活の中で特別支援教育や生活支援を受けていない人たちも多く存在することから、早期からの支援が求められる現状が明らかとなった。また、スクールソーシャルワーク(以下、SSW)への調査では、見え辛い障害であるが故に、親の障害受容過程が長期に渡ることや、生活課題を抱えていることにより、親は子どもの障害に向き合うことが難しい状況にあることがわかった。早期支援には、SSWの生活支援と特別支援教育が系統的な連携を行い、子どもや親、そして教員へのサポートも含む支援体制を整備する必要がある。
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