研究課題/領域番号 |
15K17253
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研究機関 | 宮城学院女子大学 |
研究代表者 |
友野 聡子 (油尾聡子) 宮城学院女子大学, 付置研究所, 研究員 (00710857)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2026-03-31
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キーワード | 社会的迷惑行為 / 社会構造 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、1.地域、2.世代、3.国という3つの切り口から社会構造の違いをとらえ、それぞれ異なる社会構造において、実行されやすく効果的な社会的迷惑行為の抑止方法を明らかにすることである。加えて、その背景にある心理的メカニズムを多様な手法で明らかにすることも目的としている。社会構造の違いによる現状を本研究で把握しておくことで、今後変化しうる社会構造に応じて、人々が実行しやすく、かつ、効果的な社会的迷惑行為の抑止方法を展望できると考えられる。 2022年度は、2016年度に実施できなかった3.社会構造の差を国際比較する研究3を行った後、本研究のこれまでのすべての成果をまとめ、学会や学術雑誌上で発表する予定であったが、2016年度末から育児により研究活動を中断しているため、これらの計画を遂行できなかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
2022年度は、育児により研究活動を中断したため、計画を遂行できなかったものの、延長された残りの研究期間内にすべての研究を実施できると思われたため、「③やや遅れている」と判断した。
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今後の研究の推進方策 |
今後は、3.社会構造の差を国際比較する研究3を行う。この研究は、当初の計画ではアメリカの心理学者に依頼して調査を行う予定であったが、研究2の見直しを行ったこともあり、準備がやや遅れ気味になっている。そのため、研究3についても、研究2同様に、インターネット調査会社に調査を委託するという対応策を取る。このことで、調査依頼のやり取りの負担が大幅に軽減されるとともに、得られた回答をデータに入力する作業がなくなり、速やかに研究3を遂行できると考えている。研究3を終えた後には、本研究のこれまでのすべての成果をまとめ、学会や学術雑誌上で発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
次年度使用額が生じた理由は、2016年度に実施予定であった研究3を実施できなかった上に、2016年度末から育児により研究活動を中断しているためである。これにより、研究3の打ち合わせに関わる旅費と、研究3の調査参加者への謝礼の支出が次年度使用額として生じた。使用計画としては、研究3のデータ収集費用にあてる予定である。研究3のデータ収集にあたっては、当初の計画(アメリカの心理学者に依頼し、参加者一人一人に謝礼を用意して行う調査の計画)を変更して、速やかに実施可能で利便性の高いインターネット調査会社に委託することを検討している。このことで、打ち合わせに関わる旅費等は少なくなるが、当初よりも、データ収集費が多くかかる見込みである。この調査の委託費用に、次年度使用額をあてたいと考えている。
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