研究課題/領域番号 |
15K17256
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
社会心理学
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研究機関 | 立正大学 |
研究代表者 |
高橋 尚也 立正大学, 心理学部, 准教授 (10581374)
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研究協力者 |
Zimmerman Marc University of Michigan
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2019-03-31
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キーワード | コミュニティ / 社会変革へのコミットメント / 地域活動促進スキル / Adultism |
研究成果の概要 |
現状の地域活動を「地域活動推進スキル」と「社会変革へのコミットメント」の観点から分析し、現状では、「他者を歓迎」や「初心と呈示」のような他者への寛容的なスキルが社会変革へのコミットメントを促進することを見出した。一方、現状の地域活動の推進に寄与する特徴を有している者であっても、Adultism(大人が『若者よりも優れており、若者をコントロールできる』と考えること)に対する感受性が相関レベルで低いことが明らかになった。現在の地域活動関与者のAdultismへの感受性を高めることが、市民参加の持続性と多様性をもたらすコミュニティ組織運営をもたらすことが明らかとなった。
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自由記述の分野 |
社会心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
地域活動推進スキルとして、コミュニケーションのあり方に注目したことにより、「他者を歓迎」や「初心と呈示」のような他者への寛容的なスキルの必要性と有効性を明らかにした。社会変革へのコミットメントとして、市民参加として議論されてきた側面を整理し、測定可能な尺度を作成したことにより、市民参加の側面によって帰結が異なることを見出した。現在の地域活動関与者におけるAdultism感受性の低さを示し、今後の具体的な指針を示した。
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