本研究では、ネガティブな感情を伴う対人場面(IENE)から学びや成長を得るプロセスについて検討した。IENEに対する想起に焦点を当て、次の4つのタイプに分類した:省察タイプ、囚われタイプ、侵入タイプ、切り替えタイプ。他者からの批判的なコメントに対する各タイプの態度を分析した結果、ネガティブな感情と適切な心理的距離を取り体験の記憶と向き合うことができる省察タイプは、他のタイプと比較して、IENEを自らにとって有益であると評価する傾向が見られた。本研究ではまた、脳波の1 / fゆらぎを用いて心理的レジリエンスを生理的に示す方法を開発した。
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