研究課題
若手研究(B)
本研究は、クリティカル・ペダゴジーにおける解放と教育の関係を編み直すことを目的に遂行された。抑圧状況からの解放を志向するクリティカル・ペダゴジーには、教育行為が教育者によるビジョンの押し付けという批判が寄せられてきた。本研究では、クリティカル・ペダゴジーにおける教育行為が絶対的な土台なき基礎付けとして解釈できること、さらには学習者の能動的な作為の能力であるエイジェンシーを抑圧するものではないことを、ポスト基礎づけ主義や教育の美的側面等の探究によって示した。
教育哲学