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本研究は、イギリス連合王国（UK）において多種多様な資格の比較を可能にする資格ポイント換算システム（UCAS Tariff）に焦点を当て、開発と運用にかかわる具体的な手順・課題について検討した上で、それを入学者選抜のために利用・参照する（またはしない）大学の入学資格要件及び選抜基準のパターンに影響を与える要因を明らかにすることを目的とする。その結果、高等教育セクターの競争的環境（政府の補助金の削減や大学ランキングの順位等）、大学の歴史的・学術的背景と選抜性（多様な資格を入学資格要件とするリクルーティング大学とアカデミック資格を重視する選抜・研究大学）の要因が存在することなどが明らかとなった。
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