研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は、生徒類型によって、学校から仕事への移行経路にどのような差異と共通点があるのかを明らかにすることである。その学術的意義は、1990年代までに蓄積されてきた「生徒文化」研究と、2000年代に移行に数多く蓄積された「学校から仕事への移行」研究をつなぐことにある。調査の結果、〈ヤンチャな子ら〉は他の生徒類型に比べて不安定な移行経路を歩んでいる可能性が高い一方、家庭背景が仕事への移行を強く規定していることはどの生徒類型でも共通してみられることが明らかになった。
教育社会学