本研究における主な成果は、1.松山市における「工作に表す活動」に関する状況の把握、2.「環境」的な支援体制の整備・拡充、3.「理論」にかかわる研究の推進、4.支援の実施と課題の明確化などの4点である。 以上の成果から、道具の「貸出」や「使用方法のレクチャー」、「TTとしての授業支援」など、具体的な支援の方法や有効性を明らかにするだけでなく、継続的に支援を実施していくための基盤を構築することができた。研究成果を継続的に地域に還元していくことを可能とする体制を構築した本研究の意義は大きい。本研究におけるこのような成果は、松山市の図画工作科の充実に寄与するものであるといえるだろう。
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