研究課題/領域番号 |
15K17411
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研究機関 | 愛知東邦大学 |
研究代表者 |
白井 克尚 愛知東邦大学, 教育学部, 助教 (60643400)
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研究期間 (年度) |
2015-04-01 – 2018-03-31
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キーワード | 新教科創設期 / 研究推進校 / 愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校 / 生活科の授業づくり / 校内授業研究会 |
研究実績の概要 |
平成28年度は、新教科創設期における全国の生活科に関する研究推進校を代表する事例として、愛知県宝飯郡御津町立(現豊川市立)御津南部小学校の取り組みに研究対象を絞り、当時同校に勤務していた関係者に対する質問紙調査の実施、回収及び分析を行うことができた。併せてこれまでに収集した資料を分析し、新教科創設期における愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校での生活科の授業づくりの実態について検討した。研究成果の一部は、日本生活科・総合的学習教育学会 第25回全国大会(2016年6月12日,於:宮城学院女子大学)及び日本学校教育学会 第30回研究大会(2016年8月6日,於:名古屋市立大学)において報告を行った。それぞれ参加者から貴重な意見を伺うことができた。また、ほのくに生活科・総合的学習研究会(2017年2月25日,於:豊川市 Book Cafe Nido)において、ポスター形式での研究発表を行い、関係者の方から、当時の取り組みに関する貴重なお話を伺うことができた。 平成29年度は、新教科創設期における愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校での生活科の授業づくりに関して、校内授業研究会や単元開発、授業実践レベルに焦点を当てて、具体的に明らかにしていく予定である。また、新教科創設期における生活科に関する研究推進校に勤務していた教師の生活科授業観の形成についても、個別の事例の検討を通じて考察していくことを計画している。研究成果の一部は、日本生活科・総合的学習教育学会 第25回全国大会(2017年6月17・18日,於:立教大学)において報告を行う予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
平成28年度は、新教科創設期における愛知県宝飯郡御津町立御津南部小学校に勤務していた関係者に対する質問紙調査の実施、回収及び分析を行った。また、収集資料を検討し、生活科に関する研究推進校の生活科の授業づくりの実態について考察した。調査結果の分析を通して、新教科創設期における生活科に関する研究推進校の授業づくりの実態が明らかになってきている。平成29年度の学会報告の目途もできたことなど、概ね順調に進展しているものとして評価できる。
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今後の研究の推進方策 |
平成29年度は、質問紙調査の結果の検討及び収集資料の分析を継続するとともに、新教科創設期における生活科に関する研究推進校での生活科の授業づくりの実態について、校内授業研究会や単元開発、授業実践レベルに焦点を当てて具体的に明らかにする。また、新教科創設期における生活科に関する研究推進校に勤務していた教師の生活科授業観の形成についても、個別の事例の検討を通じて考察していくことを計画している。
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次年度使用額が生じた理由 |
平成29年度は、研究成果について学会での報告を2回行うことを計画しているため。
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次年度使用額の使用計画 |
平成29年度は、学会参加費用において必要な経費が生じると思われる。また、研究成果報告資料の作成を計画している。
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