研究目的は、高等学校に学びのユニバーサルデザイン(UDL)を適用し、授業改善を実施するとともに、生徒が自分に合った学び方を自分で舵とれるように成長することを達成することである。 調査協力高校では、校内研修の実施、教員へのコンサルテーションを経て授業改善を実施し、同時に生徒に対して複数の質問紙を実施しその効果について検証した。授業改善では、なぜ学ぶのかを明確にすること、学びのゴールを強調して提示すること、学ぶ方法に選択肢を用意し生徒自身が選択できるようにすること、などを実施した。 質問紙による効果検証の結果、生徒の学習適応感が向上し、読み書きの速度が向上していることが認められた。
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