研究実績の概要 |
今年度は,主に以下について研究を行った. 1.ウェーブレットの4つの分類についてまとめ,その構成法の違いを明らかにし,新たな種類のウェーブレットの構成法を考案した. 2.fractional orderのウェーブレットの構成に取り組んだ.Daubechies, Franklin, Strombergなどの正規直交型だけでなく,双直交型のウェーブレットに対しても,fractional orderのウェーブレットが構成可能であることを示した.また,構成したウェーブレットの正則性を求めた. 3.至る所微分不可能な関数について,その微分不可能性について,ウェーブレット解析の観点から考察した.また,そのウェーブレット展開を導出した.
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