研究課題
若手研究(B)
望遠鏡やドームといった天文観測施設周辺で生じる乱流や気流の淀みは、波面の乱れとして観測性能の悪化を引き起こすことが知られている。本研究は、観測施設の風況を体系的に制御し、観測性能の安定的向上を図る仕組みを確立するために、都市計画等の風工学分野において多数の実績を有する非定常数値風況解析技術を用いた。数10cm~数10mという幅広い空間分解能を扱うアルゴリズムを組み込むことで、望遠鏡ドーム内外の風況場の時間変化を精密に予測することが可能となり、この手法の有用性を示すことが出来た。
赤外線天文学