研究課題
若手研究(B)
本研究では、X線・可視光・電波を用いた多波長観測により銀河団の質量成長の解明を目指した。本研究において、力学的に緩和した銀河団の典型と考えられてきた銀河団から衝突の痕跡を示す運動を発見し、銀河団はいまだ質量成長中であることを示唆した。また、ペルセウス座銀河団のX線天文衛星「ひとみ」の観測データを詳細解析し、銀河団ガスの速度場の空間分布を初測定した。X線天文衛星チャンドラや電波望遠鏡ALMA、ハッブル望遠鏡を駆使して、衝突により変化した銀河団ガスの特性や幾何学を解明した。
銀河団の観測的研究