この研究は将来計画Square Kilometre Array (SKA)に向けて様々な天体の偏波特性を明らかにし、将来の偏波解析のキーテクノロジーと考えられるファラデートモグラフィーの開発を行った。理論研究では銀河の偏波解消特性の定式化を試み、また、瞬発電波バースト(FRB)が銀河間磁場の研究のための理想的な系外偏波源となりうることを明らかにした。観測研究では銀河団や星雲を観測し、ファラデートモグラフィーを適用して視線上の成分の区別を果たした。開発では銀河磁場への適用法を明らかにし、またスパースモデリングを用いたトモグラフィーの銀河間磁場研究への有効性を検討した。
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