研究成果の概要 |
太陽コロナに存在すると考えられている加速域を直接観測可能な「光子計測撮像」型の太陽X線望遠鏡を構築するために必要な「裏面照射型CMOS検出器」の実現に向けて、本検出器に必要な性能をこれまでの観測から見積もる研究を行った。加速域を観測する軟X線に近い極紫外線を観測している紫外線分光装置を用いて、リムフレアを中心に解析を行ったところ、すでに他論文で報告済み(Imada et al., 2013)の1例しか加速域付近を捉えておらず、統計研究は不可能であった。そこで、他のフレア放射(白色光や硬X線、紫外線)の統計解析よりフレアで加速される粒子の流量の見積もりを行い、粒子加速発生時のフレアの特徴を得た。
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