本研究の3年間の実施期間のうち、1年目はシミュレーションなどに基づく実験の設計と、その内容を反映させた実験プロポーザルの提出と審査の通過、2年目は検出器のテストや実験準備と、実際の重イオン加速器施設での実験の実行、3年目は実験で得られたデータの解析に主にあてられた。 データ解析により、第一目標である反応断面積の励起関数はほぼ導出することができている。本研究の結論付けのための材料はほぼ出揃ってきており、近日中の論文投稿の目処が立ってきている。 この研究の成果として、現時点で国内の学会発表4件、国際会議での発表6件、会議のプロシーディング3本、修士論文1本の発表がなされている。
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