研究実績の概要 |
本年度の研究実績は以下のとおりであり,場の理論におけるクラスター代数や可積分系の構成を進めたほか,更に 関連した共形場理論の研究などにも取り組み始めた. [1] Webin Yan氏と共著で,2次元の超対称性を持つ場の理論から新たな可積分系を構成した.(J. Phys. A 48, 394001 (2015), arXiv:1504.05540[hep-th])[2] 3次元/3次元対応における位相欠陥を超対称場の理論,重力双対,クラスター代数などから系統的に議論し,新たな予言を導出した (coauthors: Dongmin Gang, Nakwoo Kim, Mauricio Romo), arXiv:1510.05011[hep-th], arXiv:1510.03884[hep-th]; submitted to journals, under review)[3] Large N adjoint QCDにおける新しい和則を導出した (coauthors: Aleksey Cherman, David A. McGady), arXiv: 1512.09119 [hep-th], submitted to JHEP [4] 3次元N=2理論における赤外でのモノポール演算子の役割,またそこでのゲージ化の効果について議論した (coauthor: Jeongseog Lee), arxiv:1603.02283[hep-th] [5] 高次元共形場理論における行列式とそのスーパーリー環への応用を議論した (arXiv:1601.04072[hep-th]及びarXiv:1603.06705[math.RT]),後者は数学の大島氏と共著 [6] 高次元共形場理論の共形ブロックの漸化式を導出した (coauthors: Joao Penedones and Emilio Trevisani), arXiv:1509.00428[hep-th]
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