今後の研究の推進方策 |
1) まず最初に右巻きニュートリノの崩壊率の計算を、我々の先行研究 [1] で求めたスペクトル関数を用いて評価する。これまでの研究成果で、崩壊率の計算を完成させる道具立ては全て揃っている。従って、7月の国際会議 [2] までに完成させる事を目指す。2) スペクトル関数の改良にSchwinger-Dyson方程式を用いた方法を開発する。解のgauge依存性の問題が懸案だが、最近の論文 [3] が参考になる。3) 最終目標として、Resonant Leptogenesisの簡単なbenchmark modelにおいてBAUの計算を行い現象論的考察をする。4) 上記と並行して、本研究と最近の興味深い進展との関係性を考察する: Higgsの有効potential [4]、電弱相転移と重力波 [5]、LeptogenesisとLHCによる750GeV excessの関係 [6]など。 References: [1] K.Miura, Y.Hidaka, D.Satow and T.Kunihiro, Phys.Rev.D88, 065024 (2013). [2] SEWM 2016, July 11(Mon) - 15(Fri) University of Stavanger, Norway. [3] H.Kohyama, arXiv:1601.04404 [hep-ph]. [4] J.Espinosa, et.al. JHEP1509 (2015) 174. [5] R.Jinno and M.Takimoto, arXiv:1604.05035 [hep-ph]. [6] A.Kusenko, L.Pearce and L.Yang, arXiv:1604.02382 [hep-ph].
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