研究課題
若手研究(B)
CeT2Al10 (T=Fe, Ru,Os)は通常同時には起こりえない反強磁性秩序と近藤半導体状態を同時に発現する.その機構解明を最終目標として,「高温高圧合成法による関連物質の新物質・物性探索」と「低温高圧下の結晶構造の変化の観測」をおこなった.研究の結果,結晶のa,b,c三つの軸の内a,c軸方向への縮みが物性への影響が大きいこと,温度変化による結晶の縮み方がTのサイトを変化させても等しく,温度依存性の比較が重要であることを見出した.
強相関電子系