研究課題
若手研究(B)
本研究は新しい陰イオン置換反応を確立し、強相関遷移金属酸化物に対する物性制御と混合陰イオン化合物の新奇物性の開拓を目指した。有機物のテフロンやメラミンをアニオン源として用いることで、酸素をフッ素・窒素または炭素に置換することに成功した。この反応を利用して、Lu2O2NCNという新物質を含め、さまざまな混合陰イオン化合物を合成した。また、非常に強い多色性を示す混合陰イオン化合物Ca3ReO5Cl2の合成に成功し、混合陰イオン化合物に固有な物性を開拓した。
固体化学