研究課題
若手研究(B)
非ユークリッド的グラフ(複雑ネットワーク、nonamenable graph)上に配置された数理モデルは、しばしば(ユークリッド格子系では見られない)新規の相転移を示すことが知られる。本研究では以下のトピックを明らかにし、ネットワークの構造とその上のダイナミクスの関係に関する知見を深めることができた:(1) ボンドパーコレーションにおける臨界相の統計的性質、(2) 階層ネットワーク上のサイトパーコレーションにおける秩序相の消失、(3) コンタクトプロセスが示す非平衡多重相転移の特徴、(4) 感染症モデルダイナミクスにおける初期状態の影響。
統計物理