研究成果の概要 |
本研究では電子ビームエネルギーを制御することで生成可能なイオン価数の上限を制御できるイオン源「電子ビームイオントラップ」と大型ヘリカル装置を用いて,重元素多価イオンの発光スペクトルを測定することにより,プラズマ解析に有用な未知の原子データ(軟X線~極端紫外領域の遷移波長等)を実験的に取得した。(対象重元素:ビスマス, 鉛, 金,レニウム, ジルコニウム,ゲルマニウム, ガリウム) 軟X線~極端紫外領域の光源候補であるレーザー生成プラズマは照射条件によりその発光パターンが多様に変化するが,本研究ではダブルパルス法を用いることで,より最適な条件を見出す発光スペクトル制御が可能であることが示された。
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