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2018 年度 研究成果報告書

全球雲解像モデルが再現するマッデン・ジュリアン振動の時空間構造分析

研究課題

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研究課題/領域番号 15K17757
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 気象・海洋物理・陸水学
研究機関東京大学

研究代表者

宮川 知己  東京大学, 大気海洋研究所, 特任助教 (80584979)

研究協力者 菊池 一佳  
研究期間 (年度) 2015-04-01 – 2019-03-31
キーワードマッデン・ジュリアン振動 / 全球雲解像モデル / 時空間構造 / 大気海洋相互作用 / 熱帯気象 / ウェーブレット解析
研究成果の概要

熱帯における主要な大気変動として地球全体の気象・気候に影響を及ぼす、東西約5千キロの雲システムが赤道域を東進するマッデン・ジュリアン振動(MJO)について、その東進メカニズムにおいて本質的に重要なのは雲システムに内包される赤道波ではなく大規模な熱・水蒸気場であることを示す一方で、MJOの開始には赤道波の果たす役割が大きいこと、個別の積雲の性質が大規模気候場を通じてMJO循環の強度に影響することも指摘した。

自由記述の分野

気象・海洋物理・陸水学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、地球全体の気象・気候に大きな影響を及ぼすMJOについて、その東進・発生のメカニズムや強度に関連して大規模の熱・水蒸気場や対流、赤道波の果たす役割を示した。これにより、MJOの科学的な理解が深まるとともに、シミュレーションを用いたMJOの予測技術を一層向上するためのアプローチ、具体的にはモデル解像度・積雲対流・海洋の設定を今後どのように改良していくべきかを検討するための有用な情報が得られた。

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公開日: 2020-03-30  

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