惑星観測に有用な極端紫外線(EUV)検出器の性能向上を目指し、新型EUV検出器の開発を行った。本研究では可視光用のCMOSセンサを従来の検出器に応用することを目指した。鍵となる技術が光伝送用ファイバオプティクスプレート(FOP)とCMOSセンサの結合である。複数の試作により探査機搭載性を確認するとともに、最適なFOP設計および接着工程を見出し、FOPとCMOSセンサの結合技術を確立させた。この成果を用い、検出器全系を試作し正常に動作することを確認した。本成果によりCMOSセンサを用いた新型検出器の開発技術を確立させることができたといえる。
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