研究課題
若手研究(B)
本研究では、地球惑星核を構成する物質の解明を目的に、核の主要構成物質である固体鉄の弾性波速度及び密度測定を高温高圧下で行った。従来、弾性波速度の密度依存性は、温度に依存せず線形であると経験的に考えられてきたが、本研究によって、温度上昇と共に線形関係から低速度側に逸脱することが定量的に分かった。本研究結果は、今後観測予定である火星の地震波データと比較することで、地球のみならず、火星核の組成解明にも繋がると期待される。
高圧地球科学