本研究では,超高強度レーザーとプラズマとの相互作用における外部磁場の影響を明らかにした.サブキロテスラ級の磁場の場合では,レーザーフィラメントが磁場に沿った方向に伸びる傾向があることを見出だした.フィラメント内のプラズマはレーザー場によって排斥され,プラズマと磁場とがフィラメント外周で圧縮されることもわかった.印加磁場が十分に強い50キロテスラの場合には,冷たいプラズマモデルの線形分散関係は右回り円偏光レーザーはカットオフなしに高密度領域に伝播できることを示すが,シミュレーションの結果,高密度領域への伝播は,レーザーの先頭部分のみであり,後続のパルスは伝播できないことが明らかになった.
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