新規理論手法によるミクロ相分離イオン液体の溶媒和効果の定量的解析

2017 年度 研究成果報告書

• 研究課題/領域番号: 15K17809
• 研究種目: 若手研究(B)
• 配分区分: 基金
• 研究分野: 物理化学
• 研究機関: 京都大学
• 研究代表者: 中農 浩史 京都大学, 工学研究科, 助教 (20711790)
• 研究期間 (年度): 2015-04-01 – 2018-03-31
• キーワード: イオン液体 / 溶媒効果 / スペクトル / QM/MM

研究成果の概要

イオン液体中における色素分子の吸収スペクトルや電子移動自由エネルギーを効率良くかつ定量的に求めることの出来る、QM/MM-分子動力学法をベースとした新規手法の開発に成功した。極性領域・非極性領域にナノスケールで分離するイオン液体の溶媒構造を数値化して分類する手法を導入し、新規手法と組み合わせて解析することで、ミクロ相分離イオン液体が示す特異な溶媒効果の由来を原子レベルで詳細に理解することが可能になった。

自由記述の分野

理論化学