研究課題
若手研究(B)
(R)-1,1’-ビナフチルと各種ビピリジルが連結した環状化合物を合成した。連結したビピリジルの軸は溶液においても固体状態においても R に誘導されることが分かった。立体構造の解析には振動円偏光二色性 (VCD) スペクトルが有用であった。この環状体に酸・塩基を添加するとキロプティカル特性 (円偏光二色性、旋光性) が大きく変化し、正負の反転挙動を示す化合物も見出された。その変化量は置換基の種類等に依存することが明らかになった。
有機化学