研究課題
若手研究(B)
本研究では、細胞内に内在的に発現している蛋白質を化学修飾によって選択的に標識する手法を開発した。具体的には、「N-acyl-N-alkylsulfonamide(NASA)」を反応基として有するリガンド指向性ラベル化剤の開発を行った。NASA型ラベル化剤は従来のリガンド指向性化学と比較して標的蛋白質をより迅速かつ高効率に化学修飾可能であった。また、FKBP12, eDHFR, Hsp90といった細胞内在性蛋白質を、反応時間1hで高効率に化学修飾することに成功した。
ケミカルバイオロジー