研究課題
若手研究(B)
本研究では、環境負荷が少なくかつ簡便に金属ナノ粒子の粒径を制御する方法として金属含有ガラスを原料とした金属ナノ粒子合成系に着目し、本系におけるナノ粒子生成メカニズムとガラス組成の影響を検討した。銀ナノ粒子の原料となる銀イオンは反応系中に均一には拡散しておらず、銀含有ガラスの内部またはその表面近傍にて銀ナノ粒子の生成反応が進行していることが示唆された。また、ガラスの溶解速度は核生成速度には大きな影響を与えず、主に核成長速度に影響を与えることが示唆された。
金属ナノ粒子、抗菌性材料、高分子化学