研究課題
若手研究(B)
我々は、固体光誘起電荷移動反応を用いることで、高分子膜中のキャリア挙動に重要な影響を与えるクーロントラップの評価もできると考えている。また、熱起電力とUV照射時間との関係から、膜の熱電出力因子(パワーファクター)が、キャリア密度約5 × 1020 cm-3の時に最大42 microW/mK2 となることも明らかにした 。光誘起デドーピングを用いたキャリア密度の制御手法は、高分子の物理的特性評価の有効な手段になるだけでなく、高分子を用いた様々な分野に応用できる有望な手段といえる。
材料化学