研究課題
若手研究(B)
本研究では,微細放電加工において工具電極に高抵抗材料を用いることで,単位加工量である放電痕を微小化し,放電加工の微細化の限界を更新することを目的としている.シリコン工具電極の抵抗率が増加するに従い,放電電流ピーク値が減少し,パルス幅が長くなったため,放電痕を小さくすることができた.その結果,シリコンを工具電極として用いることで,銅電極を使用した場合よりも小さい,最小直径0.7マイクロメーターの微細軸加工に成功した.
生産工学・加工学