従来のソリッドな製品よりも軽量かつ高強度な製品を実現する素材として、マイクロストラクチャと呼ばれる微細な形状構造を有する素材がある。本研究課題では、平紐を編んだ織物構造を対象とする。特長の実現には、構造が破損なく設計どおりに製造されていることが重要であり、製品はX線CTスキャンなどにより検査される。 しかし、平紐織構造に対しては、X線CTスキャンでは、解像度不足、紐同士が重なる箇所で構造の把握が困難であるといった問題が生じる。 本課題では、織り構造に適切なCT計測パラメタの策定および省メモリな特徴抽出法を提案・実装した。また、実験により、提案法の妥当性を示した。
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