塩分成層流体中を一定速度で降下する球まわりの流れをシャドウグラフ法とPIV法によって調べた。球の上方に生じる軸対称ジェットの太さは、次元解析から得られる予測と一致し、(フルード数/レイノルズ数)の平方根で見積もられる。フルード数が0.1以下の極めて強い密度成層流体において、レイノルズ数が50程度の低レイノルズ数であっても、ジェットが乱流化することを発見した。三次元直接数値計算により、フルード数が10よりも大きい流れを計算し、先行する実験により観測されていた渦放出を伴う流れを再現することに成功した。
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