研究課題
若手研究(B)
本研究では、非接触流体制御技術の基礎の確立に資する音場浮遊液滴の非定常並進運動および微粒化過程の能動的制御可能性を実験的に検討した。具体的には、純水、エタノール(表面張力の影響)、グリセリン(粘性の影響)を用いて、流体物性が浮遊安定性に及ぼす影響を系統的に明らかにし、液滴の動的挙動および液滴周囲の音圧分布情報を基に、非定常並進運動のモデル化を行った。加えて、高時空間分解能下での浮遊液滴の微粒化過程の観測にも成功するとともに、既存理論と比較することで微粒化メカニズムの検討も行った。
熱流体工学