研究課題
若手研究(B)
高温超電導線は液体窒素温度・自己磁場下で200A以上の臨界電流を持っており,その通電特性を測定するには200Aを超える通電が可能な交流大電流電源が必要となる。しかしながら,市販の電源は一般に体積および重量が非常に大きく,設置場所の制約などの問題があり,このことが高温超電導機器開発の妨げとなっている。本研究では,高温超電導変圧器を用いた小型・軽量・高効率の交流大電流電源の開発を行い,1kAの出力が可能な電源を,市販電源と比べて1/25の体積・重量で実現することができた。
電気機器学,応用超電導工学,計測工学