近年、環境負荷が少ない電動自動車としてEVやHVが急速に普及し始めている.このような自動車の駆動には,小型・高出力なモータが必要であり,その観点から現在,埋め込み磁石同期モータを広く用いている.ところが,このモータはレアアースを主成分とするネオジウム磁石を多用するために,レアアースの供給不安定の影響を受けやすく,価格が高くなりやすい.本研究では,埋め込み磁石同期モータを,レアアースを用いないスイッチトリラクタンスモータに置き換えることために必要な新しい駆動方法を,世界に先駆けて開発することができた.本成果を活用することで,EVやHVの安定的な普及が可能になると期待している.
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