提案した非接触給電回路とモータ駆動回路を組み合わせたシステムで、中継コイルの位置を常に一次コイルと二次コイル間の中心位置に制御した場合、①中継コイルの共振コンデンサの電圧負担が最大になること、②位置ずれが発生して出力電力が低下する場合でも高いシステム効率を維持できること、③非接触給電の出力電圧の決定方法として無人搬送車のバッテリ電圧、充電電流をパラメータにしてグラフに表して決定できること、④インバータの寄生インダクタンスの合計値を12 nH以下にすることでスイッチング時のリンギングがほとんど見られなくなり、高速スイッチングによりスイッチング損失を低減できることなどを明らかにした。
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