研究課題
若手研究(B)
本研究では、変圧器騒音の主要因である方向性電磁鋼板の磁気ひずみに着目し、鉄損と磁気ひずみの両方を低減可能な技術の構築を行った。既存方向性電磁鋼板表面にレーザー処理を施すことで、任意方向交番磁束及び回転磁束下での鉄損と磁気ひずみの低減を確認した。レーザー処理により磁区構造が微細分化されていることも確認した。この処理技術を変圧器モデル鉄心に適用し、その効果について検証した。その結果、鉄損を低減することができベクトル磁気特性制御技術の有効性を明らかにした。
電気電子工学