研究課題
若手研究(B)
本研究課題では、微小なトルクを精密に計測する技術を確立するために、プランク定数の絶対測定に関する研究で用いられているワットバランス法の原理に基づいた、電磁力によるトルクの発生原理について検討し、電磁力によるトルク発生装置の開発に成功した。この装置において、力学的仕事率と電気的仕事率が等しいという関係から、矩形コイルに電流を流した際に発生するトルクを評価した。その結果、ワットバランス法の原理に基づいた電磁力による方法で、初めて国際単位系SIにトレーサブルな微小トルクの実現に成功した。
機械工学